素晴らしい企画だ。
なじみのない作曲家も多いが、その一方でラフマニノフやエルガーなども20世紀の作曲家だったということ、シェーンベルクとRシュトラウスがほとんど同時代に生きたということなど、あまり意識していなかったようなことを再認識したりする。
ペルトなど現存の作曲家もいるし、20世紀の音楽は実はこんなに多様性をもっていたのだということに驚く。変化のスピードが速くなった現代、100年もの時間の違いは非常に大きい。
20世紀の音楽というと何となく「現代音楽」というようなイメージを持ってしまうが、実はかなりのところ食わず嫌いが多く、実は意外に親しみ易い音楽が多いことにも気づかされた。
このCDをきっかけに聞いてみようと思った作曲家が何人もいる。自分の守備範囲を広げるよいきっかけになるだろう。多くの人に勧めたい。値段も格安であり、絶対買って損はない。